僕には無理だったんです!

from:本多康裕

impossibleなんですか?
「すみません、出来ませんでした!」
作業場所として借りていた会議室に声が響いた。

謝ったのは、僕の取引先の若手社員だ。
謝った相手は、取引先のチーフ、彼の直属の先輩だ。

時計の針は、夕方4時を示している。
だが、僕たちはまだお昼ごはんすら食べずに仕事をしていた。

状況を簡単に説明すると、彼の先輩から頼まれていた仕事を、彼は僕らに投げた。
僕らは、お客さんである彼に従ったのだが、そこで伝達ミスのようなことが度々起こってしまったってわけ。

そこで上司にきつく叱られた彼は「元々僕には無理な仕事だったんです!」とキッパリ上司に言った。
その開き直った一言がまた、彼の上司に火をつけてしまった。
無理なら最初から言え!馬鹿野郎!!」と部下を叱った。

その後、彼の上司は、僕らに対して申し訳なさそうに「すみません、手伝って貰ってるのに・・・」と頭を下げた。

その彼の上司は、本来今日はお休みだったらしいが、部下の仕事が心配になりわざわざ休日にも関わらず出勤してきたようだ。

なんて素敵な上司だ!と思うが、取引先の若手社員はそうは思わないらしい・・・彼はワザワザ叱りに来たと思っているようだ。

若手社員を育てるのは、本当に難しいんだと思い知らされた。

彼の何が悪いのか?

若手の彼はもう入社して3~4年たつ。

そんな彼は、人柄もよく行動力もある。
そして有名な大学、大学院を卒業しており学歴もあるから仕事を覚えるのは早いと誰もが思っていた。

でもまさに、成長が止まってしまったような感じである。
いつも重大なミスをしては、締め切り間際で気付くことになる。
そんなことの繰り返しだ。

人柄がいいだけにとても残念だが、上司に対しては自分の身を守るためか攻撃的になってしまっているのはいただけない。

マネイジメントは面倒

僕自身は、短気なため人を育てるのは好きではない。
でも客観的な立場である今回はよくわかる。

明らかに彼が足りないのは、マインドセット。
マインドセットとは、この場合でいう仕事に対するプロ意識だ。
そしてプロ意識とは、プライドのことでもある。

お給料を貰って、働くということは、自分はプロだということを理解できていない。

どんなビジネスでも同じ

彼だけに言えることではない。

何年勤務してたって、アルバイトでやっているような感覚の人もいる。
逆にアルバイトで来てくれた人が、思わぬ活躍をしてくれることもある。

結局彼らの違いは、仕事に対するプライドを持っているということだ。

まずは若手の仕事に対するプライドを育てなければならない。

まあ、言葉で言うより難しいんですがね(笑)

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