DMP(データマネージメントプラットフォーム)って最近良く聞きませんか?
このDMPって概念は、非常に理解が難しいんですよね。
これから、なるべく簡単に説明しますね(笑)
DMPは2種類
収集されたデータを分析し、アクションプランに応じてデータを最適化するのがDMPです。
このDMPは、大きく2つに分類することが可能です。
オープンDMPとプライベートDMPです。
オープンDMPとは
オープンDMPとは、第三者データであり、自社では取得することの出来ない情報を表します。
具体的には、様々なWebサイトでの行動履歴や、顧客属性が蓄積されたものです。
「医師だと思われる人物のデータ」「独身男性だと思われる人物のデータ」というセグメント化されたデータを指します。
オープンDMPでデジタルマーケティングに取り組む企業は、DMP導入元企業から第三者データを購入することで、新規顧客や見込み顧客を獲得します。
プライベートDMPとは
プライベートDMPとは、自社で取得することの出来るデータを表します。
自社サービスの会員や、自社Webサイト内での行動履歴等の情報です。
実店舗への来訪履歴等の、オフラインのデータを含みます。
まさしく企業の情報資産であり、セキュリティや管理ルールを定めらなければなりません。
「デジタルマーケティング」で利用される情報は、上記のオープンDMPとプライベートDMPを1つのツールに箱に格納するイメージです。
利用用途に沿って情報抽出をすることにより、主に広告配信をすることになります。
具体例
ある医師の転職斡旋をサービスとする企業は、医師会員を獲得する必要があります。
これまで、SEO対策や広告配信により、会員数の獲得は順調に増えています。
ですが、実際に転職をする医師は少なく、企業の売上増加には繋がらないという状態でした。
しかし、DMPを導入することにより、実際に転職をした医師の属性を分析することにより、傾向を把握することが出来ました。
実際に転職をした医師に近い属性をオープンDMPでマーケティングに利用することにより、会員登録をするが転職をしない医師を広告配信対象から除外することができました。
その結果、広告費用の削減と同時に、売上向上に繋がったわけです。
つまり、自社サービスの「本当に価値のある顧客」を見極め、「本当に価値のある顧客になりそうな人」に対してのみ、資源を集中的に投下することにより、マーケティングを促進していくわけです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
DMP(データマネージメントプラットフォーム)を利用することにより、明確なターゲティングが出来るらしい、ということは理解できましたでしょうか。
実際は、少し複雑な運用がされていますが、実際の現場ではこのように利用されているわけです。