シリコンバレーという場所を知っていますか?
アメリカのカリフォルニアにあるシリコンバレーというところは、世界中からIT企業が集まります。
アップルも、あのグーグルもシリコンバレーから生まれました。
シリコンバレーには、2種類の立場があるそうです。
それは『投資家と企業』です。
ようは、投資する側と投資してもらう側ですね。
IT企業は資金がかなり必要になる代わりに、回収が早くレバレッジをかけやすいビジネスだとされています。
投資家はいつも、色んな企業から話を聞き情報を収集して『どの企業に、どれくらい投資するのがベストなのか?』という判断をしています。
投資をしてもらう企業にとっても、この投資が得られるかで今後のビジネス展開が大きく変わってきます。
また有名な投資から融資を受けると、話題になることもあり、どちらも必死なわけです。
そんな状況なので有名な投資家は、一日に何十人と話をしなければなりません。
そこで、企業側としては偶然会った時や、あまり時間が取れそうにない時など『エレベーターの移動中の30秒くらいでプレゼンしてしまおう!』
ってことで生まれたのがこのエレベーターピッチです。
ちなみに「ピッチ」には、説明という意味があるそうです。
エレベータの移動中ということで、パワーポイントや資料はありません。
時間もあまりないですし、正式なアポイントがなかったりするので、興味を持ってもらうようにプレゼンしなればなりません。
すごい難しそうですよね?
今日はそのエレベーターピッチのコツを3つご説明したいと思います。
1.結論から先に言う
30秒という時間は、文字数にすると大体250文字だと言われています。
ですから、まず一番大事な結論から先に話すことが大事です。
その後それを簡潔に説明するような構成が望ましいでしょう。
2.具体的に言う
時間がないのに、具体的なの?
って思うかも知れませんが、30秒という時間では言葉のニュアンスをしっかり伝えなければ意味がありません。
ですから「すごいパソコンを開発しました!」というような抽象的な言い方ではなく、「電気代を90%コストカットできるパソコンをこれまでの1/2の価格で販売することが可能になりました。」と改善点とメリットなどをわかりやすく言う必要があるわけです。
3.専門用語を使わない
専門用語を使って、「?」が発生すると色々デメリットがありますよね?
時間も消費してしまいますし、聞き手にとって優しくないですしね。
なるべく誰にでも通用する単語、用語を使ってプレゼンするのがベターです。
まとめ
エレベーターピッチとは、論理的に話すかなり短いプレゼンです。
いきなり「はい!エレベーターピッチで話します!」っていうのは、到底無理な話です。
ですから、こういう短い時間で話すように訓練して予め練習をしなければならないってことですね。