先日、お客さんと話してて「勉強になった映画ってない?」
って訊かれました(笑)
でも、正直映画はストーリー性が強くなきゃ製作できないので、そんなに勉強になるものってあんまりないんですよね。
あっても、すごい表面をうす~く切り取っただけの映画だったりします(笑)
僕も映画や漫画を観るだけで賢くなれるなら、それが一番楽だし続けれそうなんで、情報が欲しいところです。
で、その時は良い映画が浮かばなかったのですが、『そういえば!!』
と今さら閃いたので、ブログに記載することにしました。
実際にあった心理学の実験を元にした作品
今から紹介する映画は、アメリカのスタンフォード大学で行われた実験を、もとに作ったフィクション映画です。
よくノンフィクションだと言われることの多いこの映画なんですが、実験自体はノンフィクションで、映画は、それを元にした小説を映画したものなんでフィクションということになります。
このスタンフォードで行われた実験とは、心理学で有名なスタンフォード監獄実験というものです。
もしかしたら、あなたも聞いたことあるかも知れませんね?
映画の名前は「ES」です。
この映画はドイツで作られたものです。
映画『ES』のあらすじ
主人公のタレクは、新聞広告で見て心理実験に参加することになります。
そこで行われる実験が、スタンフォード監獄実験というものです。
スタンフォード監獄実験とは、その名のとおり刑務所的な実験なんです。
実際の刑務所ではなく一般の人が看守役と受刑者役に別れ、刑務所ごっこをするという内容なんです。
集めらた一般人は、21人。
11人は看守役にして、残り10人を受刑者役に設定します。
そこで、『人間は、与えられた肩書や地位を演じることによって、その役柄に合わせて行動する』ということを証明しようとした実験なわけです。
期間は2週間。
最初は良かったのですが、どんどん権力を持った看守・・・
そして受刑者は心理を壊されていきます・・・
ネタバレはしません(笑)
そんな結論が見えてしまうストーリーなんですが(笑)
それでも僕たちが実験の本物の映像をみることはないので、この映画でリアルっぽいものを観て感じるってのは、本当に勉強になりました。
なかなかきちんとした心理学を映画にしたとか、あんまり無いですからね。
なんとなく覚えているのは、こんな感じです。
実際にこの映画を観たのは、10年以上前のことなんですよね(笑)
もう一度、観たいものです。
スタンフォード監獄実験に興味があるなら一度観てくださいね。
心理学では、有名な実験ですからね。
P.S
スタンフォード監獄実験を題材にした映画は『ES』のリメイクとして『エクスペリメント』(2010)、そして詳しい情報はわかりませんが『Stanford Prison Experiment』(2015)という作品があるようです。