昔、森さんが総理大臣だったころ……
森元首相がITの活用のことを「イットのかつよう」と読んでしまったということがありましたね。
当時まだITのことを全然知らなかった僕は、何がおかしいのかすらわからなかったので、全然笑えませんでした(笑)
時代は流れ、今では普段から僕らはITを活用するようになってきました。
データベースや、医療の現場まで様々なところで、IT社会の実感のようなものも感じれるようになりました。
また、ここ最近ではITCという言われ方もしますよね?
今回はそんなITとITCの違いをおさらいしましょう。
ITとは?
このITという言葉は、Information Technology(インフォメーションテクノロジー)の頭文字をとった言葉です。
日本では情報技術や、コンピュータの仕組みに関する技術という意味で広く使われていますね。
ICT
ICTというのは、Information and Communication Technology(インフォメーション アンド コミュニケーション テクノロジー)でICTということだそうです。
日本語でいうところ、情報伝達技術という意味になります。
コンピューターを使い、インターネット、メール、SNS、ファイルの送受信などのコミュニケーションをとる技術のことを言います。
平成17年版情報通信白書には、2005年当時すでに
現在の我が国では「IT」の語が広く普及しているが、国際的には、欧州や中南米、アジアの各国及び国連をはじめとする各種国際機関において「ICT」の語が広く定着している。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h17/
と記載があります。
日本ではICTは、ここ最近の言葉のような感じがしますが、そんなことはないようですね。
ITとICTの違い
ICTを「情報通信技術」と解釈することがあるため、辞書によっては、同じ意味だと書いてあったりします。
でも、簡単言うとITというのは、「テクノロジーをつくる技術」。
一方で、ICTというのは「情報ため、そしてコミュニケーションのためのテクノロジー」です。
すなわちITとはこのコミュニケーションが、抜けているわけです。
最近、この違いを訴える声が大きくなってきています。
とあるIT系のベンダーや、IT系の資格団体はICTという言葉に以降しようと頑張っています。
Twitterやfacebookなどコミュニケーションのためのテクノロジーがどんどん発展していますしね。
またスマートフォンなんかも、元々コミュニケーションのためのツールですからね。
まさにこの現代は、ICT社会というわけですね。
まとめ
現在は、情報社会と言いますよね?
僕もよく使う言葉ですが、コミュニケーションという言葉にも、重きをおかなければならないということです。
ここ最近は、マンションの隣人の顔すら見たことがない時代とか、引きこもりが多いなどネガティブなことも言われます。
ですが、それぞれ皆、これまでとは違う形でコミュニケーションをとっているわけです。
文化や時代が変わったのではなく、こういうコミュニケーションの仕方が増えたわけです。