SEOとは、Search Engine Optimizationの頭文字を取ったもの。
英語表記だとカッコいいですね(笑)
日本語では「検索エンジン最適化」と訳されています。
スマホが一般的になった現在では、人は何か知りたいことがあると誰でもインターネットで検索を行うようになりました。
SEOは、このインターネット上での検索において、特定のWebページや商品名などを検索結果の上位に表示するようにするアプローチを指します。
検索結果での表示位置がどうして重要なのか
ユーザーがインターネット上で検索を行うとき、キーワードに合致した検索結果は、リストとして非常に多くの数が表示されます。
検索を行った人は、検索結果の全てに目を通すことはしません。
検索結果の1ページ、それもページの上位に表示される数件にだけアクセスし、それで目的を達することになるでしょう。
つまり、それ以外の検索結果は、見られることもなく捨て去られることになります。
逆に考えれば、検索結果の上位に表示されなければ、そのWebページや情報は無いのと同じになります。
商品の通販サイトなどを運営している場合、これは非常に大きな問題になります。
たとえばその通販サイトで万年筆を扱っている場合、「万年筆 通販」というキーワードの検索結果として自分の通販サイトが上位表示されないと、お客を獲得できません。
同じ商品を扱うライバルの通販サイトがある場合は、なおさらです。
検索結果の上位に自分のサイトが表示されることが、ビジネス上で非常に重要になってきます。
Googleを制するものビジネスを制す
現在、インターネット上の検索サービスとして最も利用されているのはGoogleです。
SEOはインターネット上の検索サービスで特定サイトの上位表示を目指すものですが、その多くはGoogleをメインのターゲットとしたものが多いようです。
多くのSEO対策は、Googleをメインのサーチエンジンとして、Bingでも上位表示を目指す傾向があります。
Googleがどのようなアルゴリズムを用いて検索結果のランキングを行なっているのかは公開されていません。
しかし、内容の充実したサイトが検索結果の上位に表示されるなど、一定の決まりがあることは知られています。
ですから内容の充実したサイトをつくることが、まず最初のステップということになります。
SEOの第一歩は、検索ワードの配置
検索サービス対策として最初に行われるのは、検索を行う人が多く使うと思われるキーワードをページ内に散りばめることです。
たとえば万年筆であれば、メーカー名やモデル名、インクの種類、書き心地に使われる用語などをキーワードとしてサイト内に配置します。
これらのキーワードのどれかを検索者が入力すれば、それだけサイトが検索結果の上位に表示される期待が高くなるというわけです。
ただし、これには注意が必要です。
Googleでは、サイトの運営者がSEO対策として関連のキーワードをページ内に配置することを知っています。
このため、不自然に多くのキーワードを配置するサイトは、逆に検索結果の上位に表示しないようなアルゴリズムを採用していると言われています。
つまり、関連のキーワードでも、ページ内に過剰に配置することは逆効果ということです。
検索エンジン対SEO対策の戦い
SEOは、これらの加減を含め、試行錯誤と独自のノウハウが行き交う世界となっています。
かつては、企業のWebサイトを検索結果の上位表示させることを請け負うSEOの対策業者が多く見られました。
しかしGoogle側もサイトランクのアルゴリズムを頻繁に変更しており、以前は効果があったSEO対策がある日突然使えなくなることも珍しくありません。
このため、現在はSEO対策を大々的に表明する業者は減る傾向にあるようです。
しかし、これは一般の消費者にとっては良いことかも知れませんよね?
なぜならSEO対策によって本来はあまり価値がないWebページが検索結果の上位に表示されることがなくなるからです。
また、自分が入力したキーワードに対して、本当に関連がある検索結果が価値のある順に表示されるのが検索エンジン本来の姿であるからです。
まとめ
熾烈とも言える戦いを続ける検索エンジン対SEO対策。
検索結果の上位表示で確実に効果があるのは、地道に更新や新しい情報を提示するサイト運営の姿勢だとする考えもあります。
結局のところ、小手先のテクニックよりも地道な行動が検索結果に反映されるのは面白いものですね。