経済学者のトマ・ピケティは
と指摘しています。
格差社会とは?
マスコミはよく経営・経済の用語をよく間違って使います。
その間違っている言葉の一つが、この格差社会という言葉です。
いつからか、格差社会という言葉を強調している新聞、テレビなどのマスコミが増えました。
大体の場合、マスコミは収入格差のことを指して言いますよね。
本来は、環境や地域、学歴などのさまざまなことをいう言葉なんですよね……
ビジネスのことでも、マスコミは格差だとよく言っています。
ホリエモンが凄い稼いだというと、『格差』だといい。
日産のゴーン社長の高収入を聞けば、『格差』だといいます。
そもそも、マスコミは悪い言葉のように使っているが、この格差社会っていうのは悪いことなんでしょうか?
資本主義だったらあたりまえだし、歴史上格差がなかった時代なんてあったんでしょうか?
皆が違うのは当たり前
職業や業務内容によって給料が違うのって、ある意味あたり前じゃありませんか?
もちろん公務員や政治家だけが、一般のサラリーマンに比べすごい高給っていうなら話は別だけど・・・
稼いでいる人を見つけては「格差社会」「悪いことしてるはず」なんて無知まるだしの批判をする人もいますよね。
芸能界ですら「芸能界格差社会」っとか言って、稼げない若手芸人と各地営業を回っている一発屋の収入を比べていたりする番組すらあります。
格差がない方が良いっていうけど、テレビに一度も出演したことのない若手芸人と、ビートたけしなどの超大物が一緒のギャラになることを彼らは望んでいるのでしょうか?
まさか誰もそんな風に思っていないですよね(笑)
企業だって同じ
会社でも同じで、もし社長と社員が同じ時間働き、同じ給料・同じ地位だったら誰がわざわざ会社を経営するだろうか?
会社を運営していくのは、とてつもなく大変な時期が必ずありますよね。
そして、眠りにつけないくらい悩む時期だってありますよね。
運であったり、人脈であったり、戦略であったりビジネスのブレイクスルーはさまざまです。
だけど、軌道に乗せるまでは本当に大変だし脱線しないように、猛スピードで走るのはそれまた大変なわけですよね。
直線だけでは、目的地に達しないのと同じですよね。
苦労してきたやっと得た成功を格差なんて言うな!
今は大成功して数千万もする車に乗っていたり、マンションを何室も持っている経営者でも、昔は自殺を考えるほど悩み苦しんでいたのを僕は知っています。
それほどのリスクを背負って会社を経営し、スタッフの雇用をしているわけですよね。
なのに事業を失敗すると負け犬扱いをされ、友達や家族から距離を置かれてしまうことすらあります……
どれだけコストを抑えたって、広い意味では会社経営とはハイリスクハイリターンに違いないんですよね。
ある意味では、ビジネスはギャンブルだとされる場面があるのも納得できます。
でもビジネスはギャンブルと違い、自分次第でどうにかなるケースも多い。
努力をしたから報われるビジネスの世界を、格差社会だとっ言って片づけてしまうのはどれだけ意味のないことか・・・