昨日、久しぶりにココイチに行きました。
久しぶりと行っても2週間振りくらいですね(笑)
最近、ココイチのことを価格が高いとかコスパが悪いという人が増えたような気がします。
まあわからないわけでは、ありません。僕も高いと思いますから。
カレーライスに1000円弱という価格帯が高いような気がするわけです。
でもほかのカレー料理店ではどうなんでしょうか?
例えばインド料理屋さん、ネパール料理屋さん、少し違いますがトルコ料理屋さん。
このあたりの本格的だと言われるカレーはディナーだと1,000~2,000円くらいするわけです。
日本的なカレーだと1,000円弱で高いと判断してしまう。
なのにネパール料理屋さんだと、1,300円で安いと判断するのは何故でしょうか?
白いご飯の代わりにナンだからですか?
カレーのルーがトロミがなくシャビシャビだからですか?
外人さんが経営してるからですか?
結局のところ、ココイチのカレーは、我々が古くから馴染みがあるカレーだからではないでしょうか?
日本的なカレーライスは、見た目だけだったらレトルトカレーと同じように見えます。
このレトルトカレーを想像してしまうと、急にココイチのカレーは高い価格に感じてしまうわけです。
逆にカレーといえばホテルのあのご飯とルーが別でくるカツカレーだと思っているような方の場合は、トッピングを数種類つけて1,000円弱のココイチのカレーはかなり安いわけです。
彼らをターゲットすれば、もっともっと値上げができるはずです。
そうすればデートでココイチに行くとか、誕生日にココイチに連れて行ったとかって風に格式高いお店になるかも知れません(笑)
このように価格が高いか安いかというのは、相対性であるということです。
アンカリング効果
この価格の相対性は何に影響されているかと言うと、アンカリング効果というものです。
アンカリングとは印象付けの一種です。
レトルトカレーなら安価
ホテルのカレーなら高価
と僕たちの印象にあるのは、僕たちの頭にアンカリングされているからです。
例えばマツタケは高価で貴重だとアンカリングされるいるから、マツタケの茶碗蒸しが1,000円だと言われてもまあ妥当だと思ってしますわけです。
でも、逆に普段食べなれたシイタケを茶碗蒸しにしたって1,000円じゃ高すぎると思いますよね?
このようにこれまでの知識や経験からの印象に影響されるわけです。
まとめ
ターゲットにするお客さんのアンカリングによってこの価格戦略は変わってくるわけです。
あなたのお客さんはこれまで何を高いと思い、何が安いと思っているのか?
そしてどんなことに価値を感じているのか?を考えてみましょう。