先月のこと。
豊田市に仕事で行きました。
愛知以外の方のために言うと、豊田というのは、愛知県にある名古屋市から比較的近い都市です。
車で有名な企業のトヨタがある豊田市です(このブログの読者さんが、全国にいらっしゃるようで嬉しいです)
昼頃になって6人で、ランチを食べることになりました。
そのあたりは、お店自体があまりありませんでした。
たまにポツンとコンビニが多少あるくらいの何もない田舎感……
トヨタの工場なども近くにある為か、車通りが多い裏道がずっと続くような感じの場所でした。
ラーメン屋を発見!
ランチが食べれるお店を探したら運よく?
すぐ入店できないくらい満員のラーメン屋を発見しました。
お店の駐車場も満車状態。
車2台で行って、1台目は運よく空いていてすぐ駐車できましたが、もう一台はなかなかとめれないくらい満員。
ようやく駐車ができても、今度は店の前で並ばなくてはいけません。
あまり並ぶことが嫌いな取引先の方も、ここ以外にお店がないことから、移動をするという選択肢はありませんでした。
やっと入店
20分ほど待つと、やっと入店できました。
すると、定員のおばちゃんが「6人?しょうゆラーメンランチ6つでいい?」って言ってきました。
「お店の人がメニューを決めるんかい!!」
って皆で苦笑いしながらそれぞれ注文をしました。
僕が頼んだのは、最初にオバちゃんが指定してきた「しょうゆラーメンランチ」なんですが最初に運ばれてきたのはラーメン。
なんだかヌルイ……
そして伸びてしまった麺のような食感で、あまりおいしくない……いや不味い……
なんで、レモン入ってるの?……
しかも、ラーメンを食べ終わるころにやっとご飯とから揚げが運ばれてくる始末・・・
6人で行ったランチでしたが、全員一致で不味いという感想・・・
不味いこの店に何故行列が出来るのか?
不味いラーメンにわざわざ並んで食べる理由として
- 近くにラーメン店の競合がない。
- ラーメン店ないどころか飲食店自体がほとんどない。
- 行列ができているのでおいしそうにみえる。
もしもこのラーメン店が、旨いラーメンを提供できていたら、とんでもなく人気店できっと大きくなっていたことでしょう。
旨いけど流行らないお店VS不味いけど流行るお店
このラーメン店とは、逆もあります。
美味しいけど、流行らないっていうケースです。
消費者としては、美味しい店に並ばず入って食べれることが出来るのはうれしいことです。
でも、経営者として考えると経営の為には流行るお店がつくりたいもの。
せっかくこだわって作ったメニューがそもそも食べて貰えないのでは意味がないですしね。
お客さんが飢えているものを提供する
流行るお店と流行らないお店の違いは、突き詰めて考えれば『お客さんの飢え』です。
飲食店に必要なものは、飢えたお客さんだということを決して忘れてはいけません。
- 旨いコーヒーに飢えているかも知れません。
- 格別なサービスに飢えているかも知れません。
- 女性に喜ばれる雰囲気に飢えているかも知れません。
飲食店オーナーでなくても、お客さんが何に飢えているのか?
考えてみるとビジネスのブレイクスルーになるかも知れませんね。
あなたのお客さんは、何に飢えていますか?