「ミラーリング効果」による影響とその使用方法2選

 
ミラーリング効果とは?

営業は商品のアピールよりも、自分を知ってもらって好かれてもらうと成功する
という言葉を聞いた事はないでしょうか?

もちろんこの言葉には賛否両論があります。
それでも基本的に自分の事を気に入ってもらうことは、営業において欠かせない考え方の一つですよね。

しかし、コミュニケーションを取ることがそこまで得意でない人からすると、相手に好かれることが簡単ではないと言う人もいるはずです。

そこで今回は基本的な心理学の手法として、「ミラーリング効果」をご紹介します。

1.ミラーリング効果とは

ミラーリング効果とは、自分と似た動きをする相手に対して好感を抱きやすいという効果です。
相手が食事の際に飲み物を飲んだら、自分も同時に飲み物を飲むと、無意識のうちに相手は好感を抱きやすくなるといったものです。

これは自分と似た行為をする人に対して無意識的に「仲間である」、「自分と似ている」、「見方である」といった気持ちを無意識的に覚えるという人間の性質があるからです。

2.ミラーリングのいけないやり方

もちろん、ミラーリングにも「これはやってはいけない」といったやり方があります。

代表的なものとして「過度な模倣や真似をすること」です。
あなたやあなたの周りに、人の口癖などを執拗に真似して、人を怒らせたことがある人はいないでしょうか?

それと一緒であまりにもわざとらしい真似などは嫌われる対象になるのです。

実際にそこまでしつこく真似されるって、自分がされたら嫌な行為ですよね(笑)

3.ミラーリングの方法

ミラーリングには基本的な方法があります。
特にビジネス面でとても使いやすい方法です。

一つは商談先でお茶を飲むタイミングです。
しっかりと商談が進んでいるときにも、一度は一息入れるためにお茶を飲むタイミングなどがあります。

そのときに相手が一口飲んだときに、自分もタイミングを合わせて一口飲むのです。
これが一つ目のミラーリングの絶好のタイミングです。

二つ目としては、相手と話すタイミングをしっかりと合わせることです。
自分が仮にテンポよく話すタイプだとしても、相手がゆっくりと話すタイプだとしたら、それをしっかりと合わせるようにしましょう。

話し方のスピード一つをとっても、相手からしたら自分と似ている人に対して行為を抱きやすくなります。

そのため、スピードを意識することはとても重要なのです。

まとめ

ミラーリングは相手に合わせることで、好意を抱きやすくなるということです。

しかしそれがわざとらしくなってしまうと、反対に「この人はなんとなく嫌だな~」と思わせてしまう可能性があります。
そういった部分には十分気をつけましょう。

あくまでも自然にミラーリングをして、親近感を抱いてもらえるように意識していきましょう。

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