「だから言わんこっちゃない」大塚家具赤字転落!

 
IDC大塚家具の失敗に学ぼう!
去年でしたけっけ大塚家具のお家騒動があったのは・・・

娘の久美子さんと、父であり社長の勝久さんのどちらかが社長の椅子に座るための闘い。
まさに昼ドラマのような感じがありましたね(笑)

あの時に海外の大手ファンド関係は娘側のお手軽家具路線を支持しました。
そんな時、僕の周りの優秀な社長さんたちは「そんなやり方でいいのかな・・・」って話してました。

やはり僕も、元社長の路線での車線変更的な軽い改革でいけるんじゃないかな?って意見だったんです。

とりあえず、娘の久美子さんには反対でした。
その理由は3つあります。

1.新たにお客さんを集めなければならない

っていうのは、これまで顧客だった人を捨てる選択をとることになるからです。

特にもともと大塚家具で売ってるものは、高級品な一流品があるわけです。
ニトリやイケアの便利で安い家具とは、ジャンルが家具なだけで一味どころか二味も違います。

ようするに全く違うものなんです。

ある会社の社長室に、大塚家具応接セットがおいてありました。
そこで僕が「お!これってコルビジェですね。あ!あれはフランクロイドライトだ!」なんて言ったら「よく知ってるね!初めてデザイナーの名前で褒めてもらったよ!!」なんて話が弾んだこともあります(笑)

それくらい家具というものにプライドを持っている人が使うものなんです。

僕自身は家具はニトリでもなんでも良いのですが、きっと高級家具が好きな人は『拘り』っていうのは、本当に大事なんですよね。

2.値段を下げたら価値も下がる

やはり高級品は高いから、高級品なんです!
って意味わかりませんね(笑)

たとえばあなたが、好きな高級すし屋さんがあるとします。
その寿司屋は好きなんですが、お財布事情的にそんなに頻繁にはいけません。

その寿司屋がこれから回転ずしになって一皿100円で売ると言います。

それでも同じクオリティの寿司が提供できると思いますか?

やはり金額を下げてしまうのは簡単ですが、質・サービスを維持するのは難しくなるわけです。

まあ、寿司のたとえはちょっと極端ですがね(笑)

3.結局中途半端すぎる

値段を下げれば、お客さんは喜ぶはず!
値段を下げれば、もっと買ってくれるはず!
値段を下げれば、人気がでるはず!

なんて言うのは、絵に描いた餅です。

結局、値下げ競争をするためには、ニトリであったりイケアであったりとどこかしらで戦わなくてはいけません。

「売ってるものが違うのに?」
って声が聞こえてきそうですが、ニトリやイケア、無印良品だって高級路線な家具があるんですよね。

その高級路線ものと、大塚新ブランドは比べられることになるわけです。

すると、売り場では安いほうの位置づけの大塚家具・・・
売り場でプレミアムラインとして、ひときわ輝いているニトリ、イケアなどとどっちが良い商品に見えるでしょうか?

まとめ

まあ、家具自体が少し難しいビジネスになってきているのも事実です。
商品サイクルというものがありますからね。

でも、もっと良い方法があるはずなんですよね。

大塚家具もネットにチカラを入れたらいいのに(笑)

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