たまごっちから学ぶマーケティング

from:本多康裕

たまごっちマーケティング
僕が高校生くらいの時、ポケベルとPHSが主流でした。
バイトをしてポケベルとPHSをなんとか維持していたんです。

そのポケベルなりPHSのストラップに、たまごっちをぶら下げるのが流行っていたんですよね。

欲しいと思ってもどこに行っても完売でした……
特に白いたまごっちなんて、どこに行っても絶対入手不可能でした……

それでも僕はどうしても欲しいと思っていたんです。

そんなある日

自宅から5KMくらいの今はもうなくなってしまったおもちゃ屋さんで、販売するという噂が耳に入ってきました。
5kmとはいえ坂道ばかりなので、かなり大変でした。

自転車で行ってみると、本当に売っている!

でも、なにか色々のセットになっているんです……

そうあの時、社会問題にもなった「抱き合わせ商法」だったんですよね。
どう考えても売れ残りの商品と抱き合わせにして売っているんです。

どうしてもPHSにぶら下げたい僕は、10,000円というとんでもない金額を払って「たまごっちセット」を買ったんです。

家に帰ると、家族にはすごい馬鹿にされました・・・
それでも僕は、理解できない方がおかしいくらいのノリでワクワクしていました。

パッケージを開け、ボタン電池を入れる。
電源がつくと、たまごっちというキャラクターが登場した。
ご飯を食べさせたり、フンを掃除したりする飼育ゲーム……

しかし、実際やってみると何が面白いのかさっぱりわからない……

その次の日には、ただPHSからぶら下げるだけのストラップになってしまったんです(笑)

たまごっちの終わり

在庫がない状態が続いたころは、毎日のようにテレビでたまごっちのことをやっていました。
欲しいという人も多く、実際プレミアがついていたのも事実。

そして、たまごっちが増産になったんです。
皆が欲しがっているから、普通に考えたらあたりまえのことなんですが、これが大失敗だったんですよね。

メーカーが大量生産したことをキッカケにブームは去ってしまったんです。
そして、たまごっちは売上が止まってしまい最終的には60億円の赤字になってしまったわけです。

他の人が、僕と同じように面白くないことに気付いたかどうかは、定かじゃありませんが、こうしてたまごっちブームは終わったんです。

希少性を保つことが重要

希少性というのは、行動心理の中でも重要なポイントです。

このたまごっちのように、普通は買うことができないから、どうしても欲しくなるって経験ありませんか?
最近だと、子供たちが大好きな「妖怪ウォッチ」とかもそうかも知れませんね。

オークションで高値がついたり、長時間並ばないと買えないなど、いろいろな希少性があります。

ですが、どこでも気軽に手に入るものになってしまうと、欲しいという気持ちが減ってしまいます。

今回お話ししたたまごっちは、まさに希少性を捨ててしまったことによる失敗例なわけです。

もしご自身のビジネスで、増産や追加発注をお考えなら、戦略を練ってみると、安全にビジネスできるかも知れませんね。

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