物事には寿命がある!プロダクトライフサイクルとは?

 
プロダクトライフサイクル理論とは?
すべてのモノには寿命があるとされています。
それは、市場に新しく投入された商品やサービスでも同じことです。

それらの寿命はどのようにして表すことができるのでしょうか?

今回は、プロダクトライフサイクルを紹介します。

商品やサービスは、時期により、効果的な販促方法が異なります。
その流れを見ていきましょう。

プロダクトライフサイクルとは?

まず、プロダクトライフサイクルとは何なのでしょうか?

プロダクトライフサイクルとは、新しい商品やサービスが生まれてから、市場に投入され、やがて退場するまでの一連の流れのことです。

このサイクルには、導入期・成長期・成熟期・衰退期4つの段階があります。
それぞれの段階で、状況が異なるため、違う戦略が必要となってくるのです。

それぞれの段階での戦略方法

1.導入期

サイクルの始めに訪れる導入期は、まだ、商品やサービスの認知度が低い時期です。
そのため、需要も低いです。

市場とコミュニケーションを取り、まずは認知度を上げる必要があります。

ターゲットに製品コンセプトや使い方などを知らせ、実際に使用しているところをイメージできるようにします。

この段階で、コンセプトが複雑だと価値がわかってもらいにくい傾向があります。

江戸時代にテレビやシロモノ家電を売るようなものです。

よりシンプルに分かりやすくすることが大切ですね。
まだ始まったばかりなので、費用は多くかかり、利益はマイナスになる傾向があります。

2.成長期

導入期の後に訪れる成長期は、ニーズが高まってくる時期です。

需要が高まり、市場は拡大していきます。
そして、ライバル企業が増えてくる時期でもあります。

ここでの有効的な戦略は、大々的に広告を利用して、シェアを確立させることです。

新機能の追加や、新しいファンの開拓を行い、ライバル企業に負けないブランドを確立することが大切です。

3.成熟期

次に訪れるのは、成熟期です。

商品やサービスが市場を開拓し尽くして、新しい参入市場がなくなった時期となります。
ここまで来ると、安定的な利益を得ることができます。

ですので、新しい機能を作るのではなく、割引やキャンペーンを行って、今あるシェアを失わないようにすることが大事です。

商品やサービスの差がほとんどなくなるため、ライバルを研究することも必要ですね。

4.衰退期

最後に訪れるのが衰退期です。
その商品やサービスに代わるものが市場に参入してきたために、ニーズが低下して、売り上げや利益が落ちていく時期です。

この時期になったら、新規開拓をやめ、シェアの保守をメインに行うことが重要です。

商品やサービスにおいて、今後どれだけ市場で維持できるのかを考えるべきです。
市場から撤退するという選択肢もありますね。

まとめ

いかがでしたか?

商品やサービスは市場に登場してから、4つのプロセスを経て、市場から撤退していきます。

そのサイクルが理解できたでしょうか?

もちろん、商品の中には、このサイクルに一致しないものもあります。
また、撤退をしない戦略だってあります。

顧客とコミュニケーションを取ることによって、今、自社の扱う商品・サービスがどの時期に来ているのか、見極めることが大切になってきます。

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