スーパーマリオはゲームの本質

 
ファミコンの十字キー マイク付き
小学生の時の話、
もう20年近く前の話です。

僕には少し年上のいとこがいます。
正月にいとこの家に遊びに行くと、オジサン・オバサンがファミコンのやり過ぎだと嘆いていました。

彼は、休みの日でも朝早く起きて一日中ゲームをやっているといいます。

毎日、小学校へ行く前にわざわざ早起きしてゲームをする。
走って帰ってきて、友達とまたゲームをするという生活を繰り返しみるみる学校の成績が下がってきたらしい・・・

見かねたオジサン、オバサンは、ファミコンを捨てると言ったが、それにはいとこも大反対。

でも、結局ゲームをやらせるわけにはいかなかったので、一時的に僕の家にファミコンがくることになりました。

初めてのゲーム

ソフトはスーパーマリオしかありませんでした。
他にもあるはずなんですが、僕の家には持ってきてくれませんでした・・・

実際にファミコンを触ったのはこれが初めてで、マリオの一面「1-1」ですらクリアできません。
最初のクリボーですら初めての時は難しく感じたし、Bダッシュなんて小技も知る由がありませんでした。

なんとなく感覚でクリボーを倒せるようになっても、2段階で倒さなきゃいけないノコノコはとても難しく感じました。

ジャンプして踏みつけて、再度、踏みつけるとドカンに当たって凄いスピードでこっちに向かってくる。
その避けるタイミングがよく分からず、手前でジャンプしてしまい、着地したと同時に甲羅に当たりダメージをくらうなんてこともよくありました。

次のステージへ

そんなゲームが下手な僕だったけど、やり続けると、少しづつうまくなっていきました。

いつの間にか、次のステージへ行くのが、当たり前になったんです。

でもその次のステージでは悪戦苦闘・・・
ゲームオーバーで最初からやり直し、またいつの間にかそのステージをクリアできるようになって、少しずつ自分の知らないステージを体感できる事が楽しかったんです。

ある程度うまくなると、初めてのステージでもヒヤヒヤしながらもダメージを受けないで、クリアできることも多くなりました。

知らないステージでもクリアできるほどスーパーマリオがうまくなったということなんです。

マリオが教えてくれたこと

結局ファミコンは、いとこの家に戻ってしまいました。
僕がいとこのようにゲームばかりして、勉強をしなくなったからです(笑)

でも、ゲームの中毒性ってわかりますよね?

最初どんなに下手でも慣れたり、考えることによって誰だってある程度はうまくなることが出来るんですよね。

そして、そこに小さな達成感を感じることが出来るんですよね。

この小さな達成感を積み重ねるっていう感覚が楽しいというのは、大人になっても一緒ですよね?

スポーツ、仕事、料理なんだって、趣味として成り立つものは、この達成感が必ずあるわけですよね。
またディアゴスティーニを集めたり、レコードを集めたりコレクターというのは、収集に達成感を感じているんですよね。

もし、あなたのお客さんに達成感を感じて貰うとしたら、どんな方法がありますか?

何かそこに売れるための戦略が隠されているかも知れませんよ(笑)

P.S
クリボーは栗ではありません。

クリボーは、しいたけなんですよ(笑)

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