今後、多くの企業が活用するであろうデジタルマーケティング。
でも、たくさんのハードルが存在するのも事実です。
今回は「デジタルマーケティング」の抱える問題についてご説明します。
デジタルマーケティング活用企業の少なさ
「Webマーケティング」を扱う企業は巷に溢れています。
ですが、「デジタルマーケティング」を扱い適切なサービスを提供している企業は、非常に数が少ないんです。
それは、以下の要因があるためです。
- そもそも「Webマーケティング」を「デジタルマーケティング」に単純に言い換えただけの企業が多い
- 「デジタルマーケティング」には、理数的な見識を強く求められる統計を活用した分析が必要
- データベースを扱う為にシステムエンジニアとしての最小限の知見も求められる
- 良いサービスを保有している企業であっても、大企業に対して売り込む為には相当な営業努力が必要である
また、大企業の「デジタルマーケティング」では、部署間、さらにはグループ会社を横断しての情報共有が必須となっていきます。
顧客情報をマーケティング目的に利用することは、企業内ルールを変更する必要があります。
そして、セキュリティーマネジメントに関する懸念もあるんです。
実際には、顧客データはマスキングされ、顧客属性や暗号化される為、問題がないことが多いのですが……
デジタルに滅法弱い大企業の経営層の方々は、素直に「YES!」と言えるはずがありませんよね(笑)
顧客情報漏えいは、テレビの前で謝罪会見をしなければならない状況に繋がってしまうので、リスクが非常に大きいように思われてしまうからです。
結論として、「デジタルマーケティング」の効率的な施策を考える前に、導入に際してストップがかけられてしまう例が非常に多いわけです。
データを利用すると何が出来るのか
データログなどを収集し、ツールを通じたアルゴリズムにより最適化します。
このツールを、DMP(Data Management Platform)と呼び、「デジタルマーケティング」の根幹となります。
最適化されたデータは、目標とするアクションプランの最適化を実現させることが可能になります。
まとめ
今後「デジタルマーケティング」を活用するには、その利便性の前に、理解を促す努力が優先されるかも知れません。
メリットの前に、リスクを明確に理解し、共有することにより「デジタルマーケティング」をはじめましょう。