僕は近所のスーパーでよく買い物をします。
家から近いというのが一番のメリットで、価格もそれなりに安い方だと思います。
そのスーパーは買い物をするとビニール袋をくれるんです。
最近は袋が有料だとか、言わなきゃくれないところも多いので仕事帰りによったとき非常に助かります。
また、出入り口が駐車場の目の前にあるんです。
これは、天候や気温が自分にとってベストじゃないときには本当に助かります(笑)
また営業時間が長く22時まで営業していることも、仕事で帰りが遅くなることがある僕にとってかなりのメリットです。
そうやって改めて考えると、このスーパーを凄い気にいっているのかも知れません(笑)
良いスーパーだけど、残念なことも
でもここ最近、残念なことがあります。
僕が30代の独身男だからか、家族がいるようには見えないからなのか、試食を貰ったためしがないんです!
もちろんすごい笑顔で近づいて行って、お目当てのソーセージを見る振りをすればくれるかも知れません。
明らかに主婦相手には目の前を通るだけでも、声を張り上げ「よかったらどうぞ~」って一生懸命試食を促しているんです。
僕が目の前を通ると、無言になります・・・
そんなに影がうすいと言われたことが無いので、これは無視されたともとれるから結構ショック(笑)
別にソーセージを無料でくれ!
タダほど旨いものはない!!
っていう気持ちがあるわけではありません(笑)
心理学でいうところの返報性の原理を自分の身で確かめてみたいんです。
返報性の原理
返報性の原理という言葉を、知っていますか?
まあ、もし知らなくても全然大丈夫(笑)
返報性の原理というのは先に与えられるとお返しをしなくては・・・という気持ちになることをいいます。
例えば、上司に食事をごちそうしてもらう。
すると、無意識的にその上司のために多少の無理をしてでも、良い仕事をしようと思うことだったりする。
何かしらの形で、自分がしてもらったことのお返しをしたいということをいいます。
我々、日本人にはこんな言葉がない時代から色々そういう文化がありますよね?
お歳暮やお年玉、お試しサンプル・・・etc
そして、今回の試食もそうです。
普段ソーセージを食べている人に対して試食を促す。
すると、無料だから多少自分の好みでなくても酷評はしません。
それどころか自分にソーセージを食べさせてくれたし、せっかくだから買おうと思うかも知れません。
結果として、買わなきゃ悪いかな?
って感じで買うこともあるでしょう。
そして、毎朝食べるたびに試食のことをほんの一瞬思い出す。
印象がほかのメーカーのほかの商品よりも強いから、今後もそれを買う可能性ってのが増えるということが起こり得るということなんです。
果たしてこの試食、どれくらいの確率でどれくらいが思惑通りになるだろうか?
わざわざ試食を配るスタッフを派遣会社から雇い、簡単とはいえスタッフの教育をして、無料で商品をくばる。
スーパーの許可だって必要になるでしょう。
それなりの労力とコストがかかっていることが手にとるようにわかりますよね。
それでもずっと試食は繰り返される。
僕の予想としては、すぐに利益は出なくてもリピータをつかむための戦略としてうまいこといっているってことですよね。
ただ疑問点もあります。
スーパーでは、その人が本当に何度買ったかなんてわからないんじゃないか?という疑問です。
リピーターであれば今後も数回買ってくれるはず。
でもこれから買う人のデータは正確にはとれるはずありません・・・
インターネットや雑誌、テレビの広告と違い、顧客リストがなんてありませんからね。
自らを実験台に(笑)
そんなこんなでこの返報性の原理を自分自身がユーザー目線で味わってみたかったんです。
もちろん昔、彼女と一緒にスーパーへ行くと試食を貰ったことはあります。
でも、この心理を知ってからはなぜだか一度も貰ったことが無いんです(笑)
他にも行動心理などのテクニックを知ってから、あれは有効的な手段だとか、あれは実は無意味なんじゃないか?
とか仮説を立てたりはするんですが、何故だか自分がユーザーとしてはあまり経験が詰めないんですよね(笑)
試食が食べたい!!(笑)
ただもしかすると、そういう知識がついてしまっているからもう無意味かもしれない・・・
あなたの会社にはリピート客をゲットする「試食」にあたる何かがありますか?
もしあれば是非、返報性の原理を活用してみてくださいね。