あなたは「好きな人や信頼している人から紹介される商品」と「特に深い信頼関係もない初対面の人に紹介される商品」のどっちかなら商品を購入すると思いますか?
おそらくほとんどの人が「前者」と答えるでしょう。
これはビジネス用語でいう「好意の返報性」といったもので、「好きな人や信頼している人が提供してくるものや、紹介してくれるものは自然と欲しいと感じる」行動心理学の一つなのです。
今回はビジネス・マーケティングにおいて活用できる『好意の返報性』の基本的な部分を解説していきます。
1.好意の返報性は活用しやすくなっている
好意の返報性は今の時代はとても活用しやすいです。
理由としては、インターネットを活用している企業がたくさん増えてきて、そこでしっかりと顧客やフォロワーと関係性を構築できるからです。
もちろん、関係性を構築できていない企業も多々ありますが、今の時代は比較的それが簡単にできます。
2.好意の返報性のコツ
好意の返報性を活用するために、意識するべき事をご紹介していきます。
2-1.SNS等ではしっかりとコメントする
SNSアカウントを動かしていると、たまにコメントをもらう事があるでしょう。
その際に懇切丁寧にコメントを返してみると、相手はあなたの企業に対して好意を抱きます。
コメントの際は企業のカラーにもよりますが、なるべく親近感を持たせるようなコメントが大切です。
固くなりすぎず、離れすぎない距離感でコメントをしていきましょう。
もちろんコメントを無視する事はもってのほかです。
最低限コメント返しをしておく事を意識しておきましょう。
2-2.提供の精神を持つ
お客様とやりとりをするときに必ず意識するべきことは、「相手に提供する」といった精神を持つことです。
ビジネスやマーケティングをしていると、「相手から奪おう」といった気持ちのもと行動をしている人がとても多いですよね……
しかし、そのような気持ちを抱いていると、随所にそういった姿勢を感じられてしまいます。
やはりそういった気持ちで臨んでいる企業はどこかで信頼感を勝ち取ることができません。
これはマインドセットレベルでの間違いです。
そのため、念頭に置いておくべき考え方といして、「相手に提供する」、「相手に成功してもらう」といった感情があります。
そういった姿勢で臨んだときは、自然と相手も喜んでくれますし、中長期的に見ると「好意の返報性」を受けやすくなります。
価値を与えてこその対価を得ていることを忘れずに、ぜひ意識してほしい考え方です。
まとめ
「好きな人がお勧めするものは自然と欲しいと思える」ほとんどの人々がこのように感じています。
これを踏まえた上で、しっかりと価値などを提供してみてはいかがでしょうか。