ビジネスの目標設定の話などをしていると、やたらと出てくる単語の「KGI」と「KPI」があります。
「実際に耳にするけど、二つの違いも理解していないし、そこまで理解していないんだよな~」といった物が本音かもしれませんね。
そこで今回は、この二つの違いなどを解説していきたいと思います。
1.KGIとKPIとは
KGIは「Key Goal Indicator(キーゴールインジゲーター)」の略で、日本語では「重要目標達成指標」と言います。
目標達成指標と言うように、最終的なゴールの事を指すのです。
KGIは最終的な目標と言う事もあり、誰もがわかる数値化などが基本とされています。
ゴールといっているのに、どれがゴールなんだ?なる事を防ぐ必要がありますからね。
「1年後に成約率を3%から5%に上げる」などの数値的な例があります。
反対に、KPIは「Key Performance Indicator(キーパフォーマンスインジゲーター)」の略で、日本語では「重要業績評価指標」と訳せます。
上で挙げた、「1年後に成約率を3%から5%に上げる」といったKGIがありましたが、「それを達成するためにはどうすればいいのか?」といった部分がKPIにあたります。
例えばこの場合ですと、EFOの改善や、サイト内のデザインを見やすくして滞在時間を延ばすなどの方法があります。
KGIが最終的な「ゴール」に対して、KPIはそれまでの「過程」といっていいでしょう。
2.KGIとKPIのズレをなくす
KGIとKPIを設定することは当然のことですが、この二つがかけ離れていることは問題があります。
先ほどと同様、成約率を2倍にすることをKGIとしても、3ヶ月後に1.3倍、半年後に1.5倍にするといったKPI設定ではいけません。
もう少し細かく設定をする必要があって、どこの部分を改善すれば、KGIを達成できるのかを考える必要があります。
ただ表面上の数字だけを追ってしまっては、「じゃあ実際にどう改善していけばいいの?」といった状況に陥ってしまいます。
3.まずは現状の弱点を知る
まずはKGIを設定する際に、弱点を理解しておく必要性があります。
そしてそれを改善するためには、どのようなKGI設定とKPI設定が必要なのか考えるようにしましょう。
もちろん、計画から少しずれる時もありますが、基本的には計画のもと、改善などをしていったほうが良いはずです。
まとめ
今回の二つの設定をする事は確かに面倒ですが、弱点の部分を改善する事をしなければ、発展はありません。
そのためにも、KGIとKPI設定をないがしろにせずに、しっかりと課題改善を心がけていけるようにしましょう。