島田紳助さんが芸能界引退してからもう何年くらいですかね?
島田紳助さんは寿司屋さんや、カフェなどを経営するビジネスオーナーでもありました。
今現在は経営しているのか知りませんが、タレントととして活動されている頃は、テレビでビジネスの方もとても順調だと言ってました。
また彼の自己啓発本の中でも、ビジネスは百戦錬磨だとご自身で書かれていました。
正直、漫才をしているところもみたことないし、司会者としてのイメージしかないので島田紳助さんのことは、あまりよく知りません。
それに、ヘキサゴンという番組があまり好きじゃなかった為、島田紳助さん自体もあまり好きじゃなかったのが本音です。
しかし、競争が激しい芸能界で、何年も何年もずっと売れ続けるのはとても難しいですよね?
そして、芸能人が経営する飲食店って一時的にしか話題にならずすぐ潰れてしまうことが多いらしいのですが、ビジネスとして成功しているのは本当にすごいことだと思います。
そんな島田紳助さんのDVD「神竜の研究」中でとても勉強になることを言っていました。
吉本養成所の生徒たちに対して
漫才をしていた頃の話をしていたのですが……
「自分たちのターゲットは20歳から35歳の男だ」
「でも売れ出すと、劇場にキャーキャーキャーキャー女の子がつめかけるようになる。」
「こいつらはキャーキャー言って追いかけてくれて、一見、人気のあるような雰囲気をつくってくれる。
こいつらは俺らにとってすっごい必要や。すっごい必要やねんけど、めちゃめちゃ邪魔や。
こいつらが俺らをダメにしよる。こいつらを笑わすことは簡単やから、こいつらを笑わしにかかってしまう。
その時、俺たちは終わる。」
これは、とても深い・・・
ターゲット以外を邪魔とまで言えるというのは、本当に鋭い。
もし、女性が増えたからって、そっちにターゲットを絞ってしまえば簡単に儲かるけど、今度は男性のファンが離れる。
20歳から35歳の男性をターゲットにしているなら、キャーキャー言ってついてきてくれた女性を拾いに行き過ぎると失敗するということです。
マーケティングの基本はお客さんにある
彼がマーケティングを勉強しているのか知れませんが、まさにこれがマーケティングの基礎中の基礎です。
ターゲットを具体的に決め、そのターゲットに集中する。
これは、理解していても出来ないことが多い……
そして、マーケティングが失敗することが多い要因です。
いつの間にか、楽に簡単な方に逃げてしまい、本来のマーケティングが出来ない……そんな企業が多いわけです。
紳助さんのテレビをもっと見ておけば、何かすごい勉強になることを話していたかも知れませんね……