あなたはブルーオーシャン、レッドオーシャンという言葉を聞いたことがありますか?
世の中の企業は、ほとんどレッドオーシャンに属しています。
競合相手と競争して、利益を作っている立場です。
対して、ブルーオーシャンには、競合相手がいません。
利益率の高いビジネスを行うことができる反面、レッドオーシャンの仕組みは意味をなしません。
今回は、ブルーオーシャン戦略について紹介していきます。
ブルーオーシャン戦略とは?
上記しましたが、ブルーオーシャンに対するものとして、レッドオーシャンというものがあります。
レッドオーシャンでは、各社が血みどろで戦い、限られたパイを奪い合います。多くのシェア獲得を目指すためです。
経営資源の大半を、競合を倒すことに使用するため、利益率が低いです。
競合が増えれば増えるほど、企業の成長も遅くなるという問題点もあります。
レッドオーシャンで生き残るには、戦略が必要となってきます。
対して、ブルーオーシャンは、全く未開地であるので高い利益が期待できます。
しかし、未開地であるが故に、誰もその地を見つける方法を知りません。
また、市場そのものを作りださなくてはいけないのです。
ブルーオーシャンでは新しい価値を創造することがすべてです。
ブルーオーシャン戦略の実例
レッドオーシャンでは、「差別化」と「低コスト」は二者択一の要素でした。
両立することはありません。
ですが、ブルーオーシャンでは、これらを同時に実現することができます。
では、その実例を2つ紹介しましょう。
ユニクロの例
ユニクロのヒートテックやシルキードライは、それまでなかった機能性をお客さんに提供しています。
それに加えて、製造から販売までを一括して行い、コストを大幅に削減しています。
ユニクロのブルーオーシャンは、新たな市場とその市場での需要によって、作り出されました。
IKEAの例
IKEAの家具はすべて組み立て式です。
われわれ日本人の感覚として、家具は一生ものというイメージがありました。
しかし、耐久性を落とすことで、この常識を覆したのです。
低コスト戦略はそれだけではなく、ラインナップが少ない、販売店舗数も多くないというものがあります。
そうやって、IKEAはブルーオーシャンを生み出しました。
まとめ
いかがでしたか?
ブルーオーシャンについて理解が深まりましたか?
ブルーオーシャンは競争が生まれにくいと言われています。
ブルーオーシャンが儲ると気づいた追随者は、圧倒的に不利なだけでなく、大きな事業改革をしなくてはなりません。
従業員の抵抗も合いやすいです。
彼らに負けず、社内改革を実行できるのは、本当にわずかな企業のみでしょう。