ドロップボックス6800万人のIDパスワード流出!

 
ドロップボックス顧客情報データ流出

9月1日、クラウドストレージサービスのDropbox(ドロップボックス)が利用ユーザーの6800万人のIDとパスワードが流出したと発表しました。

しかも、盗まれたのは4年前で、つい最近になってユーザー情報の漏洩がはっきりしたみたいです。

4年前……何故、今なんだ!
という話ですが……

元々、クラウドはリスクがある

クラウド系のシステムは超便利!
……ですが、やはり危険も部分もありますよね。

実際にIDとパスワードが漏れれば、保存してある情報が丸見えになってしまうわけです。

つい最近も、会社の顧客データをクラウドデータストレージシステムに保存しているっていう会社がありました。

「なるべくそういう顧客データは、ファイルサーバとか、NASを用意した方がいいですよ~」
「クラウドサービスも利用するとしても、もっとセキュリティが強いところの方がいいですよ」。

とアドバイスしたところなんです。

顧客情報は、企業にとって資産ですよね?

この大事な資産が、無くならないように、会社以外の場所に置いておく。
たしかにこれは、とても大事です。

実は顧客情報管理が大事ってのは、ITCが栄えたからじゃありません。
日本では、500年以上前から顧客データ管理の大事さがわかっていたんです。

日本ビジネスむかし話

500年前の江戸時代、着物などを扱う呉服屋さんは、こんにゃくのような濡れても良い紙に顧客データを書いていたらしいんです。

何故だと思いますか?

実は江戸時代は、火事がすごい多かったようなんです。
長屋のように町全体が繋がっているので、火事が起こると炎が回ってきてしまいます。

そして、現在のように火を消す技術がないので、火事になった周りの家を叩き壊して他に炎が回らないようにするんですね。

その時、呉服屋さんは、商品である生地を持っていかない(いけない)んですが、顧客データを井戸の中に放り込んで逃げるんですよね。
火事が収まったら井戸から、そのこんにゃく上のノートを取り出すということです。

商品がなくなっても、顧客データさえあれば、また商売を復活させれるからです。
そのために、濡れても良い紙に書くわけですね。

そして、それくらいその当時でも、顧客データは商品よりも大事な資産なわけです。

昔から、商売人は資産価値を理解できていたってことですよね。

なるべく顧客データは、厳重なセキュリティ対策を!

江戸時代の話は、自社のためのデータ管理ですが……
以前から、顧客情報流出とか、会社の問題になってしまっていますよね?

ベネッセなんかも、すごいトラブルになっていましたし、信用問題にもなってしまいます。

セキュリティのことなんて気にしなくても、自分が飼っていた猫の写真や、完全に個人のものならリスクはあまりないかも知れません。

ですが、ビジネスで使っているようなもの……
特に誰かの情報って言うのは、自分だけのことでは無いので責任をもって管理しなくてはいけませんね。

あなたの会社は、情報管理大丈夫でしょうか?

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