JKの話

from:本多康裕

JK
高校1年生の春、クラスにある女の子がいました。
彼女は、折れそうなくらい細く、白い肌が特徴のどちらかというと地味な感じの子でした。

隣の席

初めての席替えをすることになり、僕の隣に彼女の席に。

机を移動しこちらにくるときに、目が合い少し引きつった笑顔で軽く会釈してくれました。
よろしくね!」って話しかけたが、こんどは口を堅く結び無言……

なんだか無視されたようで残念に思ったが、直前に会釈してくれてるし、「まあ、いいか♪」って思うことにしました。

国語の時間のとき、席順で本読みをしなければならなかったんです。
なんか漢字が読めなかったりすると、恥ずかしいので立って音読をするというのは、大嫌いでした。

順番が回ってくるのを恐れていたんですが……

しかし、段落ごとに読み手を変えるスタイルの国語の先生だったので、僕のところに順番がきてしまったんです。

「カムチャッカ半島の子供は・・・」なんて感じで物語を少しだけ読みました。
段落が短くてラッキーでしたが……

彼女の番

そして、隣の席の女子の順番。
「・・・」

何も話さないんです。
『そういえば、この子の声を聴いたことが無いかもしれない……もしかして喋れないのかな?』って思いました。

先生も諦め、その子を飛ばしてまた音読させていって授業は終了しました。

『喋れない子だとすると、挨拶した後に反応を求めたりして悪かったな・・・』って罪悪感のようなものを感じました。
そんなこんなで彼女のことが気になってきたんですよね(笑)

『初めての会釈以来、笑顔を見せてくれたことはない。
でもあの時の軽く引きつった笑顔は可愛かった。』

結局、誰も一言も話すことが無いまま夏休みを迎えました。

夏休み明け

夏休みが終わると、日焼けして大人びたギャルが隣にいました!
本多君、おはよ~(^^)/
誰だか本当にわからなかったし、聞き覚えの無い声。

それは、一言も話さなかった彼女だったんです。

当時流行りのギャルっぽくて本当に可愛かった。
となりのクラスからも見学者がくるくらいでした。

なんとか彼女のポケベルの番号を教えてもらい、ベル友になってよく電話もするようになりました。
そして、いつの間にか毎日電話する関係になりました。

いつの日か好きになっていました……

その日も彼女と電話をしていました。
「彼氏とか作らないの?」
「実は彼氏いるんだ。隠してたわけじゃないんだけど、言い出せなくて・・・なんかごめん」
ショックでした……

詳しく話を聞くと、彼女は中学の時に壮絶ないじめを受けたらしいんです。
そこから人と関わるのが、怖くなったらしいんです。

声が出なくなったわけではなく、家では普通に話せていたらしいのですが、学校にくると頭が真っ白になり口が開けなくなったと語ってくれました。

でも夏休みに彼氏ができたことで、自分に自信がついた。
そして、同性の友達も出来て、より自信がついた。

化粧やファッションなんかも気を使う出すと……
彼女をいじめていた男子も、急に彼女を女性として見てくるようになった(笑)っという話もしてくれました。

彼女を変えたのは、セルフイメージ

僕は精神科医でなければ心理学者でもないけど、これだけはわかります。
セルフイメージというのは本当に大事ってこと。

自分自身に自信がついたことによって良い変化が起こるというのは、よくあることですよね。

例えば高校野球で、野球を始めてまだ1年くらいのバッターが、相手校のエース相手に打席に立つ。
そんなのときに「まだ僕は初心者だから・・・」って思って打席に立ったらどうでしょうか?

逆に「まだ野球を始めて一年だけど、きちんと練習を重ねたしバッティングセンターではもっと早い球を打てている!」って自信がある状態で挑むとしたら結果に違いはでると思いませんか?

仕事でもセルフイメージを高めることが大事

セルフイメージとは、きっかけがあれば一瞬にして変わることもあります。

もちろんやるべきこと、覚えるべきこと・練習をある程度学んだ後に、なることも多いです。

それでもまずこのセルフイメージを高く持つということは、成功の近道であったりしますよね。

あなたはどうやってセルフイメージを高めますか?
高いセルフイメージをどうやって維持しますか?
部下のセルフイメージはどうやってコントロールしてますか?

セルフイメージについて考えてみると面白いですね。

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