「絶対可愛くないね!」
「いや、カワイイでしょ? 性格良さそうだし!」
「性格なんてわからんでしょ。ニヤニヤしてるだけで目なんてめちゃ小さいじゃん!」
「でも優しそうじゃん!」
「優しいとかそんなのは、演出でしょ? 大体それ可愛いとは無関係じゃん」
あるお客さんと取引先に向かう途中、こんな会話で車内は盛り上がりました。
一般女性の話ではありません(笑)
ここ最近、テレビであまり観なくなった元ゴリ推し女優?タレント?の話です。
強そうな変わった苗字の彼女が、悪いわけではないんです。
悪いわけではないんですが、嫌ってほどテレビジャックされて、正直もう観たくないと思ってしまっていたんです。
僕は、ウンザリしてすでに嫌いになってしまっていたんです。
嫌いすぎて、乳製品ドリンクを買うのを辞めたくらい(笑)
でもその一方で、「何度も観ているうちに可愛く思い、好きになった」という意見も多くあるんですよね。
また、「最近観なくなったから逆に観たい!」「許した!」という意見すらあるわけですよね。
これは実に面白い(笑)
マーケティングや心理学の実験のようですよね?
単純接触効果
単純接触効果って聞いたことありますか?
この単純接触効果というのは、よく会う人、よく見る人に好意を寄せやすいという心理学的な効果です。
もう終わってしまった番組で『笑っていいとも!』って番組がありましたよね?
いいとものタモリさんなんかは、嫌いと言う人は少ないですよね?
毎日、観るからパーソナリティーも知れて、好意が増しやすいからです。
ラジオを聴くのもそうですよね。
毎日聴くラジオだと、単純接触以外にも親近感も感じることができ、好感度が増すわけです。
このように接触回数が多ければ多いほど、好感度が増すということです。
この単純接触効果によると、ゴリ推しのあの彼女のことは、好きになる可能性が高いってことになります。
単純接触効果は諸刃の剣
ただ、単純接触効果というのは、現実に心理学で証明されてはいるのですが、必ずしも全てに当てはまるわけではありません。
例えば、毎日会う人にでも嫌いな人はいるでしょう。
また女性がストーカーや痴漢など、嫌な思いをしている場合は接触回数を増やしたら好意をいだくどころか、より嫌いになるだけですよね?
そもそもこの単純接触効果というのは、もともと好意がある場合や、好意をもつ可能性がある場合にだけ当てはまるわけです。
まとめ
良く観るもの、良く会う人に好意を抱くというのは事実です。
でも会う回数、観る回数を増やしても不快に思う人は、より不快に思ってしまうんです。
ゴリ推しだと感じたら不快に思うわけです。
これはマスコミによってつくられた、今後のための実験なのかも知れません(笑)
あなたの会社の営業マンもゴリ推しにならないように、気をつけなければなりませんね。