ステマなんてマーケティングじゃない

from:本多康裕

ステマは禁止しろよ!詐欺だろ!
ある日の午後、せっかくの休みだったんですが、雨が激しくずっと引きこもっていました。

日課の読書を終え、自宅でテレビをみていたんです。

ここ東海地方の良いところを紹介する番組

ある女性のアナウンサーが
なんと!このお店は自分で生地を選んで自分好みのスーツを作ってくれるんです!

生地はイタリア製や英国製があるらしい。
ボタンやズボンの裾野の処理まで、自分の好きなようにリクエストができるらしい……

でも、フルオーダーやパターンオーダーではそんなのはあたり前のことですよね?
僕たちのようなビジネスマンで、スーツを着たことある人間だったらそんなことは知っているはず。

少なくとも僕は若いとき(今でも若いつもりw)、インポートファッション関係の仕事をしていたんです。
だから、なんとも思わなかったし、それが素晴らしいポイントだとは思わなかったわけです。

でも、テレビから聞こえるのは出演者たちがワザとらしく
凄い!」「ボクも行きたい」とか「名古屋のどこにあるの?店の場所を教えて!」とかなんだか番組の中でコマーシャルをしているような様子に感じとれました。
なんだか腹がたってイライラしました。

テレビ番組の中の隠れた広告

テレビショッピングやジャパネットタカタ的な、いかにも売るための番組なら歓迎できます。
でも、情報番組の中でどうでも良いポイントを、いかにも凄い何かに見せるやり方が気に食わない。

バラエティ番組で一時の海外のドラマやPOPミュージックを芸能人が「最近、ハマっているもの」という体で紹介する番組も同じ。

番組の中に、広告を入れる。
しかも、広告だとわからないように芸能人に宣伝してもらう。

こういうのをネット用語では、ステマという。
これはステルスマーケティングという言葉の略

少し前にあった、ペニーオークション詐欺に加担した芸能人がたくさんいたし、敏感な視聴者にはわかりますよね?

アメブロでは、タレント達が「この洗剤いいから使ってみて!」って写真と商品名を載せたりしてお勧めしている。

マーケティング=ステマではない!

ツイッターや2chでは、本当に良く使われている言葉ステマ。
良く使われすぎてどんな事でも「ステマ」「ステマ」というような人も多くいますよね(笑)

僕自身もたまに使う言葉であるんですけど……
でも、マーケティングコンサルタントである僕にとってはとても嫌いな言葉です。

何故ならこれは、マーケティングに悪いイメージを与えるから。
実際にマーケティングのことを知らない人からみると、ここ最近はなんかズルいことをして販売したり集客したりする仕組みだと思っている人がいるのも事実。

前はそんなことは、あんまり無かったと思う。
まあ、以前はマーケティングのことをアンケートデータだと思い込んでいる人が多かったので、それも間違っているんだけど(笑)

コピーライティングやマーケティングをだまして売る技術だと、とらえてしまっている人が多いのは本当に残念。
そんな間違ったイメージをもっていると、マーケティングを会社の売上アップに活用するのは難しいだろう・・・

もし間違ったイメージのままだと、売上を伸ばすこと自体に罪悪感を感じることとなってしまう。

もっと言うと、我々日本人は売ることに対して罪悪感を感じていることが多いんですよね。

最近はマーケティングもコピーライティングも心理学を取り入れることが多いんです。
しかもその心理学は、NLPや催眠術に使う方法、マインドに関するものも多く勘違いしやすくなってしまっています。

でも理解して欲しいのは、価値が無いものや存在しないものを「嘘」をついて騙して売るようなことはしません。
そんなのは、詐欺師となんら変わりない。

まとめ

マーケティングは、もっと品があるもの。
そして、マーケティングは売れる仕組みをつくること。

ステルスマーケティングなんていうのは、マーケティングですらない。
マーケティングの概念を勘違いしたコピーライターが考えた低俗の言葉です。

そしてステマとは、やらせです。

このやらせは、お客さんからの信用を落とすことにもつながります。
こんなリスクを背負った会社は、決して長続きしないだろう……と思いませんか?

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