人間の順応力

 
サーバールームで気付いた人間の順応力
ある会社にお邪魔した時のこと。

その会社は全国に支店が200店舗以上ある大きな会社なんです。
詳しい業種は内緒です(笑)

そこの本社に行ったのですが、たくさんあるはずの会議室が全て使用されていて、会議室が使えない状態・・・
担当の方いわく、どっか空いてるだろうってことで予約も何もしていなかったらしいんです・・・

じゃあ喫茶店でっていう案も出たんですが、荷物もあるし情報セキュリティ上あまり良くないかな?ってことで、その会社内にあるサーバールームで打ち合わせをすることになりました。

サーバーの音が爆音

古いラックサーバーが多いからか、ウィーーーン!と凄い大きな音で動いています。
50ccの原付が数台でアクセルを回しっぱなしにしてるのか?ってくらいの音の衝撃でうるさいです。

少し話しても
僕「え?すみません。聞こえなかったです。もう一度いいですか?」
担当の方「え?何ですか?え?」
って感じで音にかき消されてしまいナカナカ思うように話すことができませんでした。

また熱暴走対策のために、クーラーをガンガンきかせているので、春なのにすごく寒いんですよ(笑)

結局、打ち合わせを少し遅らせて会議室が空くまで待とう!
ってことになり、担当の方が「会議室が空き次第呼びに来ますね~」と、部署まで戻って行きました(笑)

サーバールームでの待機

春なのに分厚いコートを着込んだサーバー管理人さんがサーバーを弄っているのを横目に、僕は1人サーバールームの隅っこにある机で本を読みながら待機することにしました。

相変わらずっとウィーーンというファンの音や機械の音がかなり聞こえて耳障りです。

でもなんとか頑張って、本を読むことに集中していたらいつの間にかその機械音も耳障りに思わなくなりました。
むしろある一定の音なんで、眠気を誘う気持ちの良い音になっていました。

システム系のSEさんが「サーバールームはすごい眠くなる・・・」って言っていたのは本当なんだなあっと実感しました(笑)

あんなにうるさくて不快だった音が、今は心地よく眠気を誘ってくる・・・
人間はすぐ順応するというのは本当なんですね(笑)

あれだけ衝撃的だった音が、今は何も感じないくらいまでになっているんですからね(笑)

これはキャッチコピー、セールストークにも同じことが言えますよね?

例えば、10年くらい前なら営業マンが「双方にとってもメリットがあって、WINWINなんですよ~」って言うセールストークは効果的だったように思います。
その時は、新しい言葉、新しい概念という感覚があったからですよね?

でも、どんな会社でもどんな営業マンでもWINIWINという言葉を使うようになりましたし、なんなら社員ですら働くということは会社にとっても私にとってもWINWINだと言います。

するとWINWINという言葉は、聞き慣れてしまったので、効果が薄くなってきていますよね?

このように、最初は衝撃的なフレーズもたくさんの人が使うようになって、一般化してしまい、パターン化してしまったから言葉のチカラが弱まったということになります。

テレビやマスコミが使う、美人過ぎる○○とか、1,000年に一人の逸材!とかっていうものも一緒ですよね(笑)
最初は凄いパワーがあったんですが、慣れてしまいキャッチフレーズのパワーを感じなくなってしまったんですよね。

まとめ

流行してしまったキャッチコピー、セールストークは古くなる可能性があります。

いつまでも使えるってわけじゃないわけです。

成約率や、反応率をみて、確認してみてはいかがでしょうか?

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